「みえセルロースナノファイバー協議会 平成28年度総会・第4回技術セミナー(第6回AMICセミナー)」開催報告
◇日 時:平成29年3月22日(水) 13:30~15:15
◇場 所:(公財)三重県産業支援センター 高度部材イノベーションセンター 1階PRホール
◇参加者:49名(講師:2名、企業・大学・自治体等:41名、関係者:6名)
内容
(1)開会挨拶:(公財)三重県産業支援センター 高度部材イノベーションセンター長 和田 正武
(2)講演:セルロースナノファイバーの特徴と使い方 ~最新の研究、用途開発状況~
第一工業製薬株式会社 事業本部 レオクリスタ事業部 開発グループ
主任研究員 後居 洋介 氏
【概要】第一工業製薬ではセルロースナノファイバー(CNF)を水系増粘・分散安定化剤「レオクリスタ」として製造販売している。本講演では、レオクリスタの持つユニークな特徴や、水性ゲルインクボールペンへの実用化などの用途開発状況、また、現在開発中の疎水変性CNFの特性や機能などについて報告を行った。
(3)講演:セルロースナノファイバーを用いた多孔質材料の開発
北越紀州製紙株式会社 技術開発本部研究所 主任研究員 根本 純司 氏
【概要】北越紀州製紙は、ガラス繊維の隙間にセルロースナノファイバー(CNF)をクモの巣状に張りめぐらすことに成功し、CNFを用いて高性能エアフィルタ濾材ができることを世界で初めて証明した。本質的に凝集しやすく扱いが難しいCNFを、フワフワな多孔質材料とするための開発経緯、及びその応用について紹介を行った。
(4)みえCNF協議会総会
 ①平成28年度活動報告
 ②平成29年度事業計画
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