「みえセルロースナノファイバー協議会 第3回技術セミナー(第2回AMICセミナー)」開催報告
◇日 時:平成28年11月11日(金) 10:30~12:00
◇場 所:四日市ドーム第二セミナー室(三重県四日市市羽津甲5169)
◇主 催:(公財)三重県産業支援センター
◇参加者:30機関、60名
内容
 昨年11月に発足いたしました「みえCNF協議会」(事務局:三重県産業支援センター北勢支所)では、セルロースナノファイバー(CNF)に関する情報提供、普及啓発を目的に、CNF技術セミナーを開催いたしました。
 今回のセミナーでは、実用化・社会実装に向けた取組をテーマとして、中部経済産業局の二ノ宮様に施策面での動向を、研究開発の最前線で実用化に取り組まれている京都市産技研の北川様に技術動向を講演いただきました。
(1)開会挨拶:(公財)三重県産業支援センター 高度部材イノベーションセンター長 和田 正武
(2)基調講演:「セルロースナノファイバーの実用化に向けた取組」
中部経済産業局 地域経済部産業技術課 課長補佐 二ノ宮 久尚 様
【概要】セルロースナノファイバーは、政府の「日本再興戦略2016」に製品化に向けた研究開発の推進が謳われるなど、自動車や半導体、医薬品など幅広い産業への使用が期待される次世代素材です。セルロースナノファイバーの実用化に向けた経済産業省の関連施策・事業を中心に政策動向についてご講演いただきました。
(3)技術講演:「セルロースナノファイバーの開発最前線」
地方独立行政法人京都市産業技術研究所 研究戦略フェロー 北川 和男 様
【概要】セルロースナノファイバーのもつ素材としての可能性が世界中で注目を集めているものの、その実用化事例は未だ数えるほどであり、今まさに実用化・社会実装に向けた取組が大きく加速しています。その中で、京都大学を中心とする講師らのグループでは、世界に先駆けCNF樹脂複合材料の実用化に向けた開発プロジェクトを進めています。講演では、このプロジェクトを含む研究開発の最新状況だけでなく、様々な開発成果をご紹介いただきました。
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