◇日 時:平成27年11月20日(金) 15:45~17:00
◇場 所:四日市ドーム第一セミナー室(三重県四日市市羽津甲5169)
◇主 催:(公財)三重県産業支援センター
◇参加者:72機関、123名
セルロースナノファイバーは、木材由来の新素材で、鋼鉄の5分の1の軽さで、5倍強いとも言われています。最近注目の夢の素材と言われ、経済産業省、環境省、農林水産省の省庁連携による取り組み事業や経済産業省主導のナノセルロースフォーラムも立ち上がり、国内におけるセルロースナノファイバー研究がより一層の加速を見せています。
本セミナーでは、二人の講師をお迎えして、セルロースナノファイバーに関する環境省の取組と、最先端のセルロースナノファイバーの研究開発動向をご講演いただきました。
(1)講演:セルロースナノファイバー(CNF)に関する環境省の取組について |
環境省地球環境局地球温暖化対策課 課長補佐 峯岸 律子 様 |
【概要】環境政策におけるセルロースナノファイバーの位置付けとして、自動車部材への利用、リサイクル、循環型社会のへの寄与などについてご説明いただきました。さらには、実用化、社会実装に向けた環境省が実施している事業、三重県への委託業務などについてもご説明いただきました。 |
(2)講演:セルロースナノファイバーが拓く未来 -木材活用による高度部材イノベーション- |
東京大学大学院農学生命科学研究科 准教授 齋藤 継之 様 |
【概要】TEMPO触媒酸化によるセルロースナノファイバーの特徴をご説明いただき、その特性を活かした透明で高弾性なフィルム材料、光透過性を有し、かつ高断熱、折り曲げ可能なエアロゲルなど、豊富な事例を紹介していただきました。 |
セミナーの様子