平成29年度 第5回AMICセミナー
第2回水素・燃料電池関連技術分科会
第3回水素・燃料電池技術研究会
開催報告

内容

(1)開会挨拶  

    ・(公財)三重県産業支援センター 副理事長 北岡 寛之


(2)講演:次世代燃料電池技術とエネルギーキャリア技術に向けた新規電気化学デバイス
              開発の取組
(13:10〜14:10)

    ・国立研究開発法人産業技術総合研究所 無機機能材料研究部門 副部門長 藤代 芳伸 氏

【概要】セラミックス製造技術(構造制御技術)を活用する次世代の高効率・高耐久性の固体酸化物形燃料電池(SOFC)の開発、エネルギーキャリア技術として固体酸化物形水蒸気電解(SOEC)による水素製造技術の開発等を進めている。マイクロSOFC及びSOECセルの技術概要や開発状況について説明を頂いた。また、開発における中小企業等との連携事例についても紹介頂いた。

(3)講演:CLARITY FUEL CELL への適用技術とホンダの水素社会への取組 (14:10〜15:10)

    ・株式会社本田技術研究所 主任研究員 藤井 洋介 氏

【概要】ホンダでは早くから燃料電池自動車(FCV)の進めており、クラリティ FUEL CELLを完成した。車載用燃料電池スタック開発から燃料電池自動車の開発に至るこれまでの取組について、自動車各社の特徴や動向を含めて説明を頂いた。また、ホンダの目指す水素エネルギー社会への取組みについても紹介頂いた。

(休憩 15:10〜15:20)

(4)講演:日立造船における水素・燃料電池事業の取組 (15:20〜16:20)

    ・日立造船株式会社 環境事業本部 開発センター 主管技師 高木 義信 氏

【概要】日立造船は、水素製造、メタネーションのコア技術を有しており、再生可能エネルギー(燃料)を作り出す技術、効果的に利用する技術、環境性を考慮した分離/回収技術の開発に取り組んでおり、これらを繋げた「グリーンエネルギーシステム」の構築を目指している。ここでは、発電効率が高く燃料多様性に特長を持つ20kW級固体酸化物形燃料電池開発について詳細の説明と今後の展開を報告頂いた。

(5)閉会挨拶  

    ・三重県工業研究所 研究管理監 村上 和美

 

(6)名刺交換  

 

【展示】燃料電池自動車(TOYOTA MIRAI / HONDA CRALITY)、水素ステーション模型・パネル
            協力:住友電装株式会社、みえ水素ステーション合同会社、鈴鹿市


セミナー1
講演の様子