平成29年度第1回AMICセミナー 開催報告

内容

(1)開会挨拶 (13:30〜13:40)

    ・(公財)三重県産業支援センター 副理事長 北岡 寛之


(2)講演:IHを中心とした電気加熱の基礎と金型加熱の動向 (13:40〜14:30)

    ・富士電機株式会社 中部支社 主幹 林 静男 氏

【概要】金型鋳造や成形加工に使用される金型の加熱に対し、電気加熱利用の動向を紹介した。また、電気加熱の基礎(IHを中心として)を今回の下記講演の理解のための序論を紹介した。

(3)講演:高効率なプラスチック射出成形のための誘導加熱の開発 (14:30〜15:20)

    ・株式会社試作サポーター四日市 IH事業部 千種 健介 氏

【概要】プラスチックの射出成形時に金型を加熱・冷却するヒート&クールプロセスと呼ばれる手法が製品外観の高品位化、特に製品の無塗装化を実現するために利用されている。このプロセスの加熱工程において、高い温度域まで急速加熱の出来る誘導加熱方式の開発を紹介した。

(休憩 15:20〜15:30)

(4)講演:IHを用いた金型加熱によるコスト削減 〜当工場の省エネ活動の紹介〜 (15:30〜16:40)

    ・横浜ゴム株式会社 三重工場 設備課 電気改善技師 田所 敏彦 氏

【概要】IH金型加熱では、省エネはもちろんのこと、安全品質にも大きな効果を得ることができた。今回はIHの導入に至った経緯、効果をお話しするとともに、当工場で行っている様々な省エネ活動をご紹介した。

(5)情報提供:ハイブリッド成形(FRTP シート・ペレット同時成形)のご紹介 (16:40〜17:00)

    ・三重県工業研究所 ものづくり研究課 森澤 諭 氏

【概要】炭素繊維強化熱可塑性樹脂の新たな成形方法の一つであるハイブリッド成形は、 シートの賦形およびペレットの射出成形を同時に行うことで、 高強度かつ複雑な形状をもつ部材を短時間で成形可能です。今回は、当所に導入したハイブリッド成形機および成形品の特徴等を紹介した。

(5)閉会・名刺交換会  

 

 


セミナー1
講演の様子