平成28年度第3回AMICセミナー及び
第1回水素・燃料電池関連技術分科会 開催報告

内容

(1)開会挨拶 (13:30〜13:40)

    ・(公財)三重県産業支援センター 高度部材イノベーションセンター長 和田 正武


(2)講演:「固体酸化物形燃料電池の開発と燃料適応性」 (13:40〜15:10)

    ・京都大学 大学院工業研究科 物質エネルギー化学専攻 教授 江口 浩一 氏

【概要】固体酸化物形燃料電池(SOFC)は高効率な発電装置として注目され、家庭用など一部が実用化されています。高い効率とともに注目されるのがSOFCの燃料適応性で、炭化水素の直接導入なども検討されています。再生可能エネルギーの燃料の利用にはエネルギーキャリア物質による物質変換、エネルギー変換が重要となりますが、水素キャリアとしてのアンモニアの利用に関してもSOFCは適応性に優れていることなどを説明いただきました。

(休憩 15:10〜15:20)

(3)講演:「下水バイオガスからの水素製造技術について」 (15:20〜16:20)

    ・三菱化工機株式会社 エネルギープロジェクト室 担当部長 宮島 秀樹 氏

【概要】現在、日本国内にて普及が進んでいる燃料電池自動車向の水素ステーションに関する取組みの一つとして、カーボンニュートラル原料であるバイオガスから水素を製造し、燃料電池自動車に供給する設備の実証に成功しました。本講演では本技術開発について紹介いただきました。

(4)情報提供:「ベンチャー・中小・中堅企業向け支援事業の紹介」 (16:20〜16:50)

    ・国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO) 関西支部 主査 川上 隆一郎 氏

【概要】NEDO は、ナショナルプロジェクトに加えてイノベーションの担い手として期待されるベンチャーや中小・中堅企業を対象としたテーマ公募事業を揃えています。当日は同テーマ公募事業の全体像について説明いただきました。

(5)閉会挨拶・名刺交換 (16:50〜17:00)


セミナー1
講演の様子