平成27年度第7回AMICセミナー 開催報告
「先端評価分析技術のご紹介」

内容

(1)開会挨拶 (14:00〜14:10)

    ・(公財)三重県産業支援センター 高度部材イノベーションセンター長 和田 正武


(2)講演1:テラヘルツ波を用いた非破壊検査の可能性 (14:10〜15:20)

    ・名古屋大学 大学院工学研究科電子情報システム専攻 教授 川瀬 晃道 氏

【概要】光と電波の谷間に残された未踏の光「テラヘルツ波」を用いた新技術に関する研究が世界的に進展しており、郵便や衣服に隠された覚醒剤・爆発物の検査、薬局での処方箋ミスのチェック、プラスチック・セラミクス製品の内部欠陥診断、などへの応用が期待されています。本講演では、テラヘルツ波の特徴、川瀬研究室で開発中の最新テラヘルツ素子の性能、開発中あるいは今後の用途事例などについてご説明いただきました。

(休憩 15:20〜15:30)

(3)講演2:研究開発・故障解析をサポートする最新のX線技術
                                〜inspeXio SMX-225CT FPDのご紹介〜
(15:30〜16:20)

    ・株式会社島津製作所 分析計測事業部 グローバルマーケティング部 主任 大河内 宏和 氏

【概要】マイクロフォーカスX線検査の基礎から応用まで、革新技術による観察応用事例を豊富に取り上げ解説いただきました。アルミダイカストから、電機電子部品等の内部三次元構造評価、製造検証、最新機器を使った幅広い分野での観察応用事例、およびinspeXioSMX-225CT FPDの仕様・特長をご説明いただきました。

(4)講演3:高性能電子顕微鏡によるナノ材料の観察・分析技術
                                〜 ナノテクノロジープラットフォームの支援事業の紹介 〜
(16:20〜17:00)

    ・名古屋大学 未来材料・システム研究所 超高圧電子顕微鏡施設 特任教授 春日部 進 氏

【概要】超高圧電子顕微鏡施設では高性能電子顕微鏡群および種々の観察試料作製装置を保有し、金属・セラミックス・半導体・生物組織の観察、触媒の特性発現・劣化機構の解明など、幅広い分野で電顕観察支援事業を実施しています。技術開発の鍵となる材料評価手段として、観察実施例とサポート体制についてご紹介していただきました。

(5)連絡事項 及び 閉会挨拶 (17:00〜17:10)


セミナー1
講演の様子