平成26年度第2回AMICセミナー 開催報告 |
(1)開会挨拶 | (13:30〜13:40) |
・(公財)三重県産業支援センター 高度部材イノベーションセンター長 和田 正武
(2)講演:摩擦攪拌作用による異種金属、金属/セラミックスの強固な接合技術 | (13:40〜14:40) |
・豊橋技術科学大学 機械工学系 界面・表面創製研究室 教授 福本 昌宏 氏
【概要】地球環境保護や省エネルギー化の実現にとって輸送機器類の軽量化が急務の課題であり、異材接合技術は社会的課題といる。摩擦攪拌接合(FSW)は異種材料間の非溶融・固相状態での連続接合が可能であるとのことで、FSWの原理・特徴・事例の紹介、また、今後の課題についてもご説明いただきました。
(3)講演:”モノづくり”におけるレーザー溶接について | (14:40〜15:30) |
・株式会社アマダ FLW推進プロジェクト 浅野 浩 氏
【概要】従来の溶接が、個人のスキルで差ができることや、手作業が多く、作業時間が過大となり、また、溶接が困難な材料の加工が難しいといった課題があった。
しかし、アマダのファイバーレーザー溶接システム(FLW)による工法であれば、個人差・バラツキがなく、仕上げ時間も短縮でき、困難な加工も可能となるとご説明いただきました。
(休憩 15:30〜15:45)
(4)講演:大気圧プラズマによる異種材料接合オープンプラットフォームの構築について | (15:45〜16:15) |
・名古屋大学大学院 プラズマナノ工学研究センター 准教授 近藤 博基 氏
【概要】名古屋大学・プラズマ技術産業応用センター(PLACIA)・公設試(知の拠点あいち・三重県工業研究所・名古屋市工業研究所)の連携により、大気圧プラズマ処理による無機、有機、生体などの多様な異種材料間接合を低コスト・短時間で実現できるオープンプラットフォーム事業についてご説明いただきました。
(5)試験機器等紹介:CFRPによる加熱基礎実験取組状況 | (16:15〜16:30) |
・三重県工業研究所 ものづくり研究課 主幹研究員 林 一哉 氏
【概要】超音波接合、摩擦攪拌接合の事例を交え、工業研究所の高度加工機(X線CT、CAEシステム、サーボプレス、レーザー加工機、3Dプリンター)の紹介。
(6)閉会 | (16:30〜) |
【概要】閉会後、希望者7名に対して、AMICの館内を案内しました。