平成25年度第5回AMICセミナー
「環境経営セミナー〜省エネによるコストダウン〜」開催報告

内容

(1)開会挨拶 (13:30〜13:40)

(2)講演:省エネルギー政策について (13:40〜14:10)

    ・中部経済産業局 エネルギー対策課 省エネルギー対策官 石川 泉 氏

【概要】東日本大震災後、我が国の電力需給は逼迫しており、これまでの省エネの強化に加え、今後は電力需給バランスに配慮したエネルギー管理が必要不可欠です。特に、運輸・民生部門のエネルギー消費は石油危機以降増加の一途にあり、更なる対策強化が求められています。こうした現況に鑑み、今後の省エネルギー政策(方向性)と26年度の補助金等支援策について説明していただきました。

(3)講演:自動販売機の省エネルギー技術の現状と展望 (14:10〜15:00)

    ・富士電機株式会社 冷熱技術センター センター長 北出 雄二郎 氏

【概要】富士電機では、画期的な省エネを実現したハイブリッドヒートポンプ自動販売機を開発しました。この自動販売機においては、自動販売機に特化した部品を中心として、柔軟性の高い制御性を持った冷却ユニットが構成されており、この冷却ユニットを自由自在に制御することにより、大幅な省エネルギー特性を得ることができました。この技術に加えて、現在、富士電機三重工場で取り組んでいるスマートファクトリーの取り組みについて紹介していただきました。

(休憩 15:00〜15:10)

(4)省エネ・節電の進め方と具体的な方策 (15:10〜15:40)

    ・一般財団法人 省エネルギーセンター エネルギー使用合理化専門員 池内 好喜 氏

【概要】厳しい電力事情を踏まえ、電気料金や原油価格の上昇などを背景に、エネルギーマネジメントはますます重要となってきています。「省エネ・節電をしたいがどうすればよいか」、「すでに取り組んではいるが専門家の意見は?」、「電気代やガス代などエネルギーコストを削減したい」など、省エネ・節電のための具体的方策として、「設備の運用改善」や、「持続する省エネ活動にするためのポイント」を、実例を紹介しながら解説していただきました。

(5)M-EMS(みえ・環境マネジメントシステム)の紹介 (15:40〜16:10)

    ・一般社団法人 M-EMS認証機構 理事 平田 昭義 氏

【概要】省エネ等の環境改善活動にあたって、費用や負担額が少なく分かりやすい規格のM-EMSの特色や構築のメリットを紹介していただきました。

(6)事例紹介:M-EMSによる省エネ改善と、その経営効果 (16:10〜16:30)

    ・株式会社ハツメック 品質管理課 諸岡 克典 氏

【概要】(株)ハツメックが取り組んでいる省エネ改善事例を紹介していただき、その経営効果についても紹介していただきました。